今年もバレーボールの国際大会がやってきましたね!
僕はバレーボールをするのはあまり得意ではないのですが、見るのは結構好きで、テレビで試合をやっていると見てしまいます。
そのバレーボール中継。
見ていてふと思ったことがあるのです。それは【やたらと日本開催が多い】ような気がするのです。
私が物心ついた時から、フジテレビならジャニーズのアイドルが主題歌を務めて会場で歌い、日本で試合をしているというのが定番のイメージでした。それは10年経った今でも続いていると思うのです。
国際試合にも関わらず、日本でばかり試合をしている印象があるバレーボールの国際大会。なぜそんなことが起こっているのか。
せっかくなので、なぜそのようなことになってるのか調べてみました。
\国際公認球って意外と高い…!/
みんなも気になっている…?
Twitterで見てみても、私以外にその疑問を持っている人が多くいました。
それにしても何故バレーは日本開催ばかりなのか?
そしてホームなのに力の差が大きい気がするね— みかん (@toretatemikan) 2017年9月15日
バレーの試合って日本開催多くない?気のせい?
— やまちゃん🔰 (@yamayama_puyo) 2017年9月13日
本当に日本開催が多いの?
素人の目からしても、日本開催が多いような気が。。。
だけでは記事になりませんので、一応調べてみました。
バレーボールの国際試合は4つあり、1年ごとに開催されています。毎年国際試合はあるということですね。
では、その4大大会のうち、日本開催となっているのはいくつか調べてみました。(オリンピックは調査割愛。)
ワールドグランドチャンピオンズカップ
年 | 男子 | 女子 |
---|---|---|
1993 | 日本 | 日本 |
1997 | 日本 | 日本 |
2001 | 日本 | 日本 |
2005 | 日本 | 日本 |
2009 | 日本 | 日本 |
2013 | 日本 | 日本 |
2017 | 日本 | 日本 |
世界選手権
年 | 男子 | 女子 |
---|---|---|
1949 | チェコスロバキア | |
1952 | ソビエト連邦 | ソビエト連邦 |
1956 | フランス | フランス |
1960 | ブラジル | ブラジル |
1962 | ソビエト連邦 | ソビエト連邦 |
1966 | チェコスロバキア | 日本 |
1970 | ブルガリア | ブルガリア |
1974 | メキシコ | メキシコ |
1978 | イタリア | ソビエト連邦 |
1982 | アルゼンチン | ペルー |
1986 | フランス | チェコスロバキア |
1990 | ブラジル | 中国 |
1994 | ギリシャ | ブラジル |
1998 | 日本 | 日本 |
2002 | アルゼンチン | ドイツ |
2006 | 日本 | 日本 |
2010 | イタリア | 日本 |
2014 | ポーランド | イタリア |
2018 | イタリア | 日本 |
ワールドカップ
年 | 男子 | 女子 |
---|---|---|
1965 | ポーランド | – |
1969 | 東ドイツ | – |
1973 | チェコスロバキア | ウルグアイ |
1977 | 日本 | 日本 |
1981 | 日本 | 日本 |
1985 | 日本 | 日本 |
1989 | 日本 | 日本 |
1991 | 日本 | 日本 |
1995 | 日本 | 日本 |
1999 | 日本 | 日本 |
2003 | 日本 | 日本 |
2007 | 日本 | 日本 |
2011 | 日本 | 日本 |
2015 | 日本 | 日本 |
2019 | 日本 | 日本 |
なんと、男女合計79開催中、45が日本という結果。
パーセントにすると56.9%が日本開催となります。
そして、1990年以降の国際試合に絞ると、日本開催は81.8%という、驚異的な日本開催率でした。
事実、日本開催は多かったことが改めてわかりました。
関係者からも苦言があった
こんな日本超有利な状況で良いものなのか…。と思っていたら、やっぱり不満はあるみたいですね。
イタリアを率いた経験もあるイランのベラスコ監督は、日本の試合だけテクニカルタイムアウトの時間や第2、3セット間の休息時間が長いことを「同意できない。これは五輪予選で、全てのチームが同じ条件でやらないといけない」と批判した。
引用元:スポニチ Sponichi Annex スポーツ 2011年12月4日 21:32
他にも様々な不満が海外のバレーボール情報サイトには上がっているようです。
そりゃ、良い気はしないことは想像に難くないですよね。
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どホームで試合できる理由は
では、海外のチーム・監督選手からも批判が出ているにもかかわらず、どうして日本開催が続くのでしょうか。
他国にはない、多額の放映権料が支払われるから
FIVB、国際バレーボール連盟に入る収入の9割(新聞報道より)にも及ぶとされる合計約100億円ものテレビ放送権料が、日本のテレビ局により拠出されています。
引用元:「国際スポーツ大会の運営予算と収入確保の課題」続編その3 ~バレーボール編
一言で100億円と言っていますが、本当に多額だと思います。
試合数も多いわけでもありませんし、撮影・放映時間を考えても破格の放映権料。
しかも映像機材や技術が整った日本のテレビ局がエンターテイメント性も考えて様々な映像を残しておいてくれるわけです。
(エンターテイメント性が過度だとい問題は置いといて。)
自分たちの組織や、バレーボールの発展を考えたときにお金は大事ですから。
このメリットに国際バレーボール連盟が食いつかないわけもないわけですね。
まとめ
今日の記事は自分自身のもやもやを解決するために調べ始めましたが、バレーボールの国際大会の仕組みもわかり、勉強になりました。
違う意味でのモヤモヤを知ることになりましたが、バレーボールを見る視点が変わりそうです。
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コメント
コメント一覧 (5件)
[…] 際試合に絞ると、日本開催は81.8%という、驚異的な日本開催率でした。 https://ebi-tai.com/valleyball/ […]
[…] 際試合に絞ると、日本開催は81.8%という、驚異的な日本開催率でした。 https://ebi-tai.com/valleyball/ […]
[…] 際試合に絞ると、日本開催は81.8%という、驚異的な日本開催率でした。 https://ebi-tai.com/valleyball/ […]
もはや日本でばかりやってるからホームとかないんじゃない海外の選手もバレーは日本でやるものと思っているんじゃない
まぁ、フェアでは無いでしょう。日本戦の応援団は日本人ばかりですし、オリンピック開催国がメダルが普段より多いのも精神的なものもあると思うし、ましてや日本選手は国内の大会では良い成績でも海外での大会では力を出せないなんて事よくありますし、参加国から苦情が出るのが当たり前の話ですね