Amazonはプライベートブランドを作ってもメーカーにはならない

Amazon使ってますか?

Amazonの販売モデルは
綺麗にまとまってきているなと感じる今日この頃。

ネットで見つけた見当違いの記事が
とても気になりました。

目次

「ほぼ原価で売る」家電メーカー・アマゾンの破壊的ハードウェアビジネスの全貌

Business Insider Japanの記事。

「売って儲ける」ではなく「使ってもらって儲ける」アマゾン流 記事の表示

Amzonってもちろん、
家電メーカーとも取れるんですけど、
圧倒的にライフスタイルの提案企業寄りだと思うんですよ。

単純な家電企業と位置づけるならば、
汎用的な製品を売っていればいい訳だから。

「家電メーカーアマゾン」って付け方が
すでに日本企業の凋落を象徴した考え方。

「ただのテレビやコンポや冷蔵庫を売ればいい」っていう時代はもう終わってるんですよ。
絶対的に【サブスクリプション】の時代です。

要は、本体製品で売りを立てるんじゃなくて、
付加するサービスを継続的に使ってこそ成り立つってこと。

サブスクリプションを成り立たせるには、
魅力的なサービス。

特にライフスタイルの提案があることが大事。

提案されたライフスタイルを
クールだと思われて購買されれば、
そのライフスタイルを実現するツールとして商品があって、
月額課金制でライフスタイルが継続されるんですね。

記事の触れ込みでは、

AIスピーカーを数千万台売りさばくアマゾンは、いまや大手家電メーカーとしての姿も持つ。そのデバイス部門の上級副社長が自ら語った「アマゾンの戦い方」は強烈。既存メーカーとは全く違うビジネスの姿とは?

って書いてますが、ものすごく当たり前。

既存の家電メーカーが商品を売ることに
終始しているのに対して、Amazonがライフスタイルを提案していく
という。
考えている軸が全く違うので、もはや競合ですらない。

同時に見た、下記の記事は真反対な訳です。

日本初上陸したスマートスピーカー「Sonos」はAmazonに勝てない

日本の家電メーカーのものではありませんが、
スマートスピーカーの記事を見つけました。

音楽ファン向けのスマートスピーカー「Sonos One」(2万3800円)は、Wi-Fi&有線LAN接続に対応し、Amazon Alexaを搭載しており、ニュースや天気予報を確認したり、タイマーのセットやスマートデバイスの管理をお願いしたり、その他のスキルも利用できる。記事の表示

Sonos Oneは音楽視聴に重きを置いたスマートスピーカー。
Amazon Alexaを搭載しているって書いてますが、
スピーカー機能だけでは差別化が図れないって事でついたんでしょう。

良くある日本の家電メーカーと構造は一緒。
いいスピーカーを買いたい層にも響かないし、
Alexaを使いたいなら、Amazonが最安。

売れるかどうかは懐疑的ですね。

一方でAmazonは Amazon Echoを買われなくとも、
Alexaのサービスを提供出来ていて、
いつでも収益を上げていける状態が整っている
ということです。

まさに戦っている土俵が全く違うということがわかりますね。

 

Amazon Basic(プライベートブランド)はサービスの向上の一環

そう考えると、
Amazonのプライベートブランドも
収益を上げることよりも、
Amazonを使うってことに力を入れてるわけです。

(Amazon Basicの商品品質もバカにならないくらい良いのですが。。。)

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こういった視点で
様々なサービスを考えていくと結構楽しいですよ!

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